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バイオリン:弦の特徴

2016/11/08

こんにちは、ヴァイオリン講師の飯田です。

今回は弦の特徴についてお話しします。
まずは前回ご紹介したガット/スチール/ナイロン弦のメリットとデメリットを挙げてみます。

【ガット】
〇音色が豊か、柔らかく温かみのある響き
〇劣化が緩やかなのでもちはいい(かも)
×チューニングが安定しない
×高価

【スチール】
〇耐久性に優れ、チューニングが安定している
〇安価
×やや硬めの音色

【ナイロン】
〇いろんな意味で扱いやすい
〇多種多様
×ものに因っては劣化が激しい

ガット贔屓の私はスチールの金属音が苦手です。私の楽器にはうまく馴染んでくれないので、余り縁がないのだとも思っています。
因みに今の使用弦はトマスティック社のペーターインフェルド(ナイロン)です。

誰もがガットの音色の良さは認めますが、チューニングが安定しないことにイライラし、離れて聴く者には値段分の差を感じて貰えないことにショックを受け、ナイロンに落ち着いてしまうようです。

ナイロンは個性豊かなので、お気に入りの一本に出会える可能性もありますし、それまで色々試す価値は十分にあります。

例えばナイロンで一番知名度の高いトマスティック社のドミナントは、弾き手や楽器との相性が悪いということは少なく、良い意味で平均的(標準)との評価を得ていますが、音色が良いのは張り替えてから一週間程と非常に短命です。

感じ方は人それぞれ、弾き方によっては寿命も異なるでしょうけど、音色の劣化が激しいと感じる人は少なくありません。
但し、切れたりチューニングが安定せず音程が決まりにくくなるという訳ではないので、使用上は全く問題ありませんし、細かいことにこだわらなければコスパの良い弦No.1との呼び声も高いです。

あと二つ、ナイロンから人気の弦を挙げさせて頂きます。

・ピラストロ社のエヴァピラッツィ

緑と黒の縞模様。
ピラッツィはピラストロ社の社長のお名前、エヴァはExtra Value Added Hypersonicの略だそうで、ネーミングからかなりの意気込みを感じますね。

こちらは張りのある音で、好みが真っ二つに分かれます。発音が良すぎるといいますか、音のテンションが高すぎて、強弱・音色のコントロールが難しいです。

愛用者曰く、張り替えてから数日経てばまろやかな音も出せるようになるとのことでしたが、私はその数日に耐えられませんでした。

・ラーセン社のラーセン

オレンジと黒の縞模様。
ラーセンと言えばチェロなのですが、ヴァイオリン弦も発売されてからの評判は良いようです。
各弦の響きのバランスが良かったので、一時期使用していました。

エヴァピラッツィほど強すぎず張りのある音なので、音色の変化もつけやすい方だと思います。

ドミナント/エヴァピラッツィ/ラーセンを使用している奏者の動画を載せましたが、これらを聴いても弦の特徴はわかりづらいと思います。

それは恐らく、奏者が自身の弾き方に合った特性の弦を使用している為です。演奏法も弦選びに大きく関わりますから。

次回、弦選びのポイントとしてそちらについても触れます。

今回はここまで。最後までご覧いただき有難うございました。